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20240517
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20110209


「雪男たちの国 ジョージ・ベルデンの日誌より」
ノーマン・ロック著

去年読んだ中では多分最高に面白かった本。
簡潔で必要最低限といった感じの短めの話。
狂気というものが、おそらく垣根も線引きすらも何もない、ある領域にどれだけ踏み込んでいるかだけのことであろうという恐怖からくる(極地の寒さではない)薄ら寒さが残る。
それなのに銀世界がやけに美しかったり、晴れがましかったりする。
おすすめです。
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20110128

「幽霊コレクター」
ユーディット・ヘルマン著

そういう気分の時に読めばかなりはまると思う。
そうでないときには多少もたついて感じるのかもしれない。
空しいのだけれども、それは相当強烈な情熱から開始されているという感覚。
「空しい」で言葉が合ってるのかは分からない。
自分はこういうの好きです。
20100825

「蹴りたい背中」
綿矢りさ著

狭い小さな世界でいるのは資源の無駄なんだけれども・・「嗚呼、青春!」と思いました。

そういう描写はほぼ無いのだけれど、
いや見方によってはかなり散りばめられているとも言えるのかもしれないけれど、
何か、エロチックというか、えろかったです。
20100824

「プークが丘の妖精パック」
キプリング著

題名は似たような単語がダブっている感じがちょっと不愉快ですが、内容はかなり優秀です。
アイスクリームをディッシャーでグリグリッと取るような感じで、
イギリスの歴史をポン、ポンと切り取ってあります。
それこそ地面をナイフで切り取って、証として与えてくれるように。
おすすめです。


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